日本数学教育学会第58回秋期研究大会の開催,学会賞受賞,研究発表
2025年11月8~9日に,日本数学教育学会第58回秋期研究大会を筑波大学で開催しました。実行委員長の蒔苗直道先生,事務局長の小松孝太郎先生,事務局の清水美憲先生(学会長)を中心とし,大学院生も一丸となって運営にあたり,盛況に終えることができました。
学会では,博士後期課程の内窪夏希さんと,今年3月に博士前期課程を修了した山嵜健慈さんが令和7年学会賞(大学院生研究奨励部門)を受賞しました。また,研究室のメンバーが研究発表を行いました。
口頭発表
内窪夏希「数学の授業における数学的な才能の表れに関する研究:単元末の授業観察に基づく事例的検討」
谷本悠樹「学校数学におけるグラフ理論の教育的価値」
三輪直也「離散的な問題を解決するための図の構成に関する方略的知識:仮説を設定するまでの一般化の活動に着目して」
安藤岳史「数学的問題解決における含意利用に関する一考察:幾何学的題材における視覚的特有性を視点として」
今川翔太「数学的問題設定における学習者の思考過程に関する研究:設定した問題を分析する場面に焦点をあてて」
関口大介「数学教育における図形の概念形成過程にみられる困難要因の分析:包摂関係に焦点を当てて」
徳竹悠太「全国学力・学習状況調査の結果にみる図形領域の証明問題の困難性:2007年から2018年の調査結果の経年的分析を通して」
水谷一心「数学の問題解決におけるComputational Thinkingの役割」
綿引喜輝「高校生の文字式の変形過程にみるシンボルセンスの研究」
ポスター発表
岩佐花月「学校数学における統計グラフの指導に関する一考察:未習の統計グラフを構成する過程に着目して」

